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インプラント治療に使われる【アバットメント】って?

アバットメントは、インプラント体と上部構造を繋ぐ役割以外にもさまざまな役割を果たしています。
1つ目はインプラント体を保護する役割です。アバットメントがインプラント体と上部構造の間に入ることで、緩衝材のような役割を果たします。そして、上部構造が受けたダメージをできるだけインプラント体に伝わらないようにすることができます。ただし、天然の歯に比べると噛んだ際の衝撃は伝わりやすいので、歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は注意しましょう。

2つ目はインプラント体の角度を調整する役割です。歯列が調和するには、角度や向きの調整が重要ですが、あごの骨の状態に左右されるため、インプラント体を埋め入れる角度には一定の制限があります。
アバットメントがあることで、インプラント体に上部構造を適切な角度で被せることが可能となり、噛んだ時の力の方向性もコントロールすることができます。
また、上部構造に大きな負荷がかかったときに、あごの骨の関係で仮にインプラント体が傾いた形で埋め入れられていても、アバットメントによって上部構造の角度を変化させていることで、過度な力がかかるのを防ぐことができます。

次にアバットメントに使用される素材を3つご紹介します。
1つ目はチタン合金です。チタン合金は最も標準的な素材で、インプラント体にもチタンが使用されています。さびにくく、強度もじゅうぶんにあります。しかし、お口の経年変化によって歯茎が下がってくると、金属が見えてしまう可能性があります。

2つ目は金合金です。金合金は適度な硬さで強度があります。こちらもチタン合金同様に歯茎が下がってくると金属が見えてしまう可能性があります。

3つ目はジルコニアです。ジルコニアはセラミックの一種で、透明感と自然な白さがあり、歯茎が下がってしまっても目立ちにくいことが特徴です。金属アレルギーの方も安心してお使いいただけます。ただし、金属製のアバットメントよりも費用が高く、取り扱っていない歯科医院もありますので事前に確認しましょう。

インプラント治療に使われる【アバットメント】って?

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