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治療をより安全・快適にする院内設備や治療機器とは。

インプラント治療は外科手術を伴うため、一般的な歯科治療よりも感染リスクが高くなります。

以前の歯科医院においては、開放的な空間に診療ユニット(椅子や周辺機材など)を複数台並べているのが一般的でした。

しかし、治療中に飛び散る飛沫などで交差感染(病原微生物が病人から直接に、または器具などを介して他の人に感染)することや、最近では個室またはパーテーションで独立させた診察室が多くなっています。

近年ではインプラント手術専用に独立したオペ室を設けている医院も多くあります。滅菌フィルターを搭載した空気清浄機で無菌状態をつくったり、手元を明るく照らすための無影ライトを設置したり、手術を行う歯科医師のほかに歯科衛生士や歯科麻酔医など複数のスタッフが立ち会うことを考慮して広いスペースが確保されているなど手術を安全かつ円滑に行うための配慮がされています。

オペ室のほかにも患者さんの快適な治療のために、次に挙げるような専用室を設けている歯科医院もあります。

治療をより安全・快適にする院内設備や治療機器とは。

患者さんと歯科医師やカウンセリング専門のスタッフが治療に関する相談をするための部屋です。患者さんの悩みや希望を聞いたり、過去の症例写真をパソコンなどで見ながらどのような治療が考えられるか説明を行ったりします。

静脈麻酔などを使用した場合、少しの間眠気やふらつきが残る方もいます。体調が回復するまで休憩を取るために、リカバリールームを利用します。また、手術したその日のうちに仮歯を被せる場合も、人工歯を製作・調整している時間をここでくつろぎながら待つことができます。

インプラントを埋め入れたあとのお手入れを行うのが、メインテナンスルームです。おもに歯科衛生士が歯垢の除去などお口の中のクリーニングを行いますが、正しい歯の磨き方やインプラントと残った自分の歯を守るための生活習慣のアドバイスなどもここで行われます。

日進月歩の歯科医療の世界ではさまざまな最新機器類が導入され始め、インプラント治療はより安全に行えるようになっています。

従来のレントゲン診査では、二次元の画像(タテ・ヨコ)でしか見えませんでしたが、CTの場合は三次元の画像(タテ・ヨコ・オクユキ)で見ることが出来ます。正確なあごの状態や骨の形態を把握することができるので、治療の安全性、確実性において大きなメリットがあるといえるでしょう。

マイクロスコープとは、手術などで使う顕微鏡のことで、最大で約30倍まで拡大して見ることができます。口腔内の治療部位を高倍率、高拡大することにより、肉眼では不可能な精密な治療を行うことが可能になるため、インプラント治療では欠かせないものとなっています。

現在では、治療用ユニットに備え付けられたものも普及し始めています。

歯科用双眼ルーペで2~7倍に拡大できます。歯の細かい凸凹や隠れた根管などの状態がわかり、インプラント治療や歯周病治療などの精密な処置をする場合に利用されています。

すべての設備が整っていないから治療技術が低いとは限りません。歯科用CTなどはどこの医院でも備えているわけではなく、近隣の病院と連携して精密な検査を行っている場合もあります。CTを設置している歯科医院では、セッティングから撮影まで短時間で完了するため、撮影後のカウンセリングでは、患者さんを長時間お待たせすることなく検査結果を伝えることが可能です。

治療をより安全・快適にする院内設備や治療機器とは。

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