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診断・治療に迷ったら積極的に活用したいセカンドオピニオン。

自分が受ける治療に不安を感じるとき、また今ひとつ納得ができないときなどに、別の医療機関でその治療についての意見を聞き、納得して治療が受けられるようにするシステムを「セカンドオピニオン」といいます。

インプラント治療は高額な自費診療ですし、歯茎を切開するなどの手術を伴いますから簡単に決断できず、迷う人も少なくありません。そのような場合は、担当医である歯科医師以外の先生に相談し、その治療法でいいのか、診断に間違いはないか、価格は適正か、他の治療法はないのかなど詳しく診てもらったうえで、判断してもらうことができます。

もちろんセカンドオピニオンは秘密裏に受けるのではなく、担当医にきちんと伝えたうえで紹介状や検査データを用意してもらいます。担当医に言いにくいからとこっそり別の医療機関を訪ねると同じ検査を二度受けることになり、費用の無駄遣いになりますし、時間もかかってしまいます。

日本人の国民性や昔からの風潮を考えると別の歯科医師に意見を聞く、とは言い出しにくいという人も多いと思います。しかし自分の診断に自信を持っている歯科医師であれば、喜んでセカンドオピニオンに協力してくれるはずです。

拒んだり、気を悪くする歯科医師は、患者さんの気持ちを考えることなく強引に治療を進めるタイプかもしれません。そのような場合は今一度立ち止まり、ほかの医院で相談・治療を受けることを検討してみましょう。

診断・治療に迷ったら積極的に活用したいセカンドオピニオン。

インプラントのセカンドオピニオンは、専門の治療を行っている歯科医院で受けましょう。一般歯科のみの医院では適切な判断ができません。また、医院によりセカンドオピニオンを受けてくれない場合もありますので、電話などで事前に確認してください。

費用は保険診療ではなく、自費診療になりますから医院によって異なります。無料から数万円までと幅があり、せっかく担当医から検査データを預かっても新たな検査とその費用を求める医院もあるようですので事前に確認しましょう。どんな点が不安なのか、何で迷っているのかなどを整理し、相談したいポイントをまとめておくようにしましょう。

また、セカンドオピニオンを受けるときに、気を付けてほしいことがあります。セカンドオピニオンとは、インプラント治療後、何らかの不具合が生じたとき、その治療が適切だったかどうかを判断するシステムではないということを理解してください。

患者さんのなかには、担当医の技術力に問題がある、相性が悪い、歯科医院のサービスが気に入らないなどという不満を相談する人もいるようですが、これは間違った考え方です。セカンドオピニオンの正しい意味を理解して、有効に利用しましょう。

セカンドオピニオンを受けた結果は、担当医にきちんと報告することが大切です。第三者から得た見解を通じ、自分自身の考えがどう変わったか、担当医が示した治療に対して今後どのようにしたいかを改めて相談しましょう。

なかには書面で、セカンドオピニオンの結果を担当医に報告してくれる医院もあります。もし別の治療方法もあると聞いたときには、そのことも担当医に相談して検討し、納得した上で治療に専念するようにしましょう。

診断・治療に迷ったら積極的に活用したいセカンドオピニオン。

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