朝日 啓司 先生
最終学歴:日本大学歯学部
卒業年度:1983年
勤務医になりたての頃、勤務先の院長から叱責を受けたことがあります。
歯科医の仕事にあまり面白みを感じていなかったときでした。
「歯医者の仕事は、削って詰めるだけで面白くありません。」と、院長に言ったのです。
院長は、厳しい口調で私に一言。
「歯科医は患者さんに貢献できる仕事だ。その人の人生さえも変えてしまえる程の大切な仕事だ!」
私はこの言葉のお陰で自分の甘さに気付き、目が醒めました。そもそも歯科医は自分で選んだ職業。それにも関わらず、仕事の意義さえもわからずに「なんて視野が狭かったんだろう。」と、初めて気づかされました。
歯科医の仕事で完璧を求めるようになったのは、この件があってからです。