三好 弘祐 先生
最終学歴:北海道大学歯学部歯学科
歯科のイメージといえば「痛くなったり悪くなったら行くところ」と考えている方がまだまだ多いと思います。要するに患者さんが「不幸」になった時、出番だ!とばかりに歯医者が登場し窮地を救っては患者さんに「ありがとう」と感謝される・・・なんか変だと思いませんか?これってまず先に「人の不幸ありき」なんですね。
医療の本来の目的は病気を治すことではなく「健康な人をたくさんつくる」ことのはずです。バッターが打つ前に守備位置を変えておいて、何事もなかったかの様に楽に捕球してアウトにするショートストッパーって、実はものすごいファインプレーなんですよね。
でもお客さんはよくわかってなくて、足の遅い野手が反応も鈍くドタドタと走り出してコケながら捕球するシーンのほうがファインプレーだと思ったりするわけです。
どんな立派なインプラントやセラミックの歯で窮地を救うよりも定期的なチェックやクリーニングによって「そういえばここ数年、歯を削ってないわ・・」のほうが超ファインプレーだと思いませんか?