大野 茂 先生
最終学歴:広島大学歯学部卒
卒業年度:1994年
私は医療人として大切なのことは良心conscience、謙虚さmodesty、コミュニケーションcommunicationと考えています。
良心なんてあって当たり前のことのようですが、敢えて医療行為を行う上で基本的な思考として全医療人に有すべきものとして考えています。
次に謙虚さを持つということは、今現在の自分に満足せず、常に自己研鑽を積むためには不可欠なもので、これにより進化し続け常に信頼性の高い高水準の医療を提供できると考えます。
そして最後のコミュニケーションは治療上のインフォームドコンセント(説明と同意)を充実させるだけでなくラポール、つまり患者と互いに親しい感情が通い合う状態で治療内容について打ちとけて話ができる関係をもつために非常に重要であると考えます。
知識knowledge、技術skillも医療人として不可欠と考えますが、私が挙げた3つの言葉は患者さんに信頼できる医療人としてとりわけ重要なことだと考えます。
「歯科医師 対 患者」ではなくて「歯科医師 対 疾患」、もしくは「疾患 対 患者」の図式をもって、その患者のもつ疾患(問題点)に対していくつかの最善の治療方法を抽出し、それぞれの治療方針と患者の要望・全身状態とをすり合わせて治療方針を決定します。