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今回はセラミック治療を行った後で、セラミックが取れてしまった時の対処法についてご紹介します。

セラミックの詰め物や被せ物が取れてしまったら、まずは歯科医院に連絡してください。できれば、そのセラミック治療を受けた歯科医院にご連絡することが望ましいです。普段は予約が取りにくい場合も、痛みが伴う場合などは急患として受け付けてくれる場合もありますので、まずは連絡をしましょう。取れてしまった状態で長期間放置してしまうと、再びむし歯になってしまうリスクが高まりますので、なるべく早いうちに歯科医院を受診するようにしてください。また、取れてしまったセラミックは、状態が良ければそのまま再接着できる可能性があります。歯科医院を受診する際は念のため持っていくようにしましょう。

次にセラミックが取れてしまった場合の注意点についてご紹介します。まず、取れてしまったセラミックを自分で戻さないようにしてください。歯や歯茎を傷つけてしまう可能性もありますし、誤って飲み込んでしまう可能性もあります。危険なので、絶対にやめてください。

また、セラミックが取れてしまった部分は象牙質という歯の柔らかい部分が露出している状態です。固いものや熱いもの、冷たいものは食べないようにしてください。

実際にセラミックが取れてしまう原因として、いくつかご紹介します。ひとつ目は噛み合わせがあっていないことです。噛み合わせが合っておらず、セラミック部分に強い負荷がかかっている場合、取れてしまう可能性があります。負荷がかかるという点では、食いしばりや歯ぎしりも同様にセラミックが取れてしまう原因となります。

ふたつ目は経年によるセメントの劣化です。セラミックは専用の接着剤を使って歯と強く接着しています。しかし、長期に渡りお口の中にあることで、接着剤が劣化し少しずつ流れ出てしまいます。その結果、接着力が弱まり、取れてしまう可能性があります。

みっつ目は二次カリエスです。二次カリエスとは、一度治療をした部位が再びむし歯になってしまうことを言います。セラミックは銀歯に比べ、二次カリエスのリスクは低いですが、それでも適切なお手入れを怠っているとむし歯になってしまいます。むし歯によってセラミックが合わなくなり、取れてしまうことがあります。

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