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寿命が来たインプラントを使い続けるとどうなる?

インプラントの寿命とは、一般的に埋め入れたインプラントの除去が必要となることを指しますが、その平均寿命は10年~15年といわれており、90%の方が10年経過した時点でも問題なく使用していることがわかっています。(合併症を含めると70%ぐらいになります)

インプラントの寿命を早める原因としては、喫煙習慣やインプラント周囲炎への罹患、歯ぎしりや食いしばりの癖など様々です。
インプラントの寿命が来た場合、埋め入れたインプラントを外し、再度インプラントを埋め入れるか、入れ歯やブリッジでの治療を行うことで噛む機能を取り戻します。あごの骨やお口の中の状態によってどの治療を選択するのかは異なります。
では、寿命が来たインプラントをそのまま使用し続けるとどのようなトラブルが発生するのでしょうか?

まず、寿命が来たインプラントは当然ながら問題を抱えていますので、うまく噛むことができません。その結果、周りの歯に過度な負荷がかかってしまうことがあり、噛み合う歯を壊してしまうこともあります。また、インプラント周囲炎が原因で寿命を迎えた場合、そのまま放置していることで周辺のあごの骨が破壊されてしまいます。そして、最終的には自然にインプラントが抜け落ちてしまいます。
このような状態にまでなってしまうと、同じ部位を再びインプラントで治療することができなくなる場合があります。

このように、寿命が来たインプラントを無理に使い続けることは様々なトラブルを引き起こします。違和感がある場合には必ず歯科医院を受診し、適切な処置を受けましょう。また、自覚症状があまりない状態でインプラントの寿命を迎えることもあります。その場合、まだ使えるだろうと判断してしまい、治療を先延ばしにしてしまうかもしれません。

ですが、お口の中全体の健康や今後の治療の選択肢を広げるためにも、自己判断で使い続けず、歯科医師の指示に従いましょう。どうしてもインプラントをやり替えることに納得ができない場合には、ほかの歯科医院でセカンドオピニオンを受けることをおすすめします。セカンドオピニオンの注意点については以前の動画で紹介していますので合わせてご覧ください。

寿命が来たインプラントを使い続けるとどうなる?

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