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高齢者が気をつけるべきオーラルフレイルとは?【健康寿命】

まず、聞きなれない「フレイル」という言葉についてご説明します。フレイルとは、高齢になって心身の活力が低下した状態をいいます。具体的には、次の3つの要素を含んでいます。
ひとつ目が健康な状態と要介護状態の中間地点であること、ふたつ目がしかるべき適切な介入により機能を戻すことができる時期であること、みっつ目が身体的な虚弱だけでなく精神心理・認知の虚弱、社会的な虚弱が絡み合い自立度が低下していることです。
フレイルは、筋力などの身体機能の低下より先に、社会参加などの他社との交流が減ったり、口腔機能が衰えること、つまりオーラルフレイルから始まります。オーラルフレイルとは、老化に伴うさまざまなお口の中の衰えに、口腔健康への関心の低下などが重なり、滑舌や食の機能が低下することを言います。
オーラルフレイルによって口腔機能が低下すると、滑舌低下や食べこぼし、噛めない食品の増加などの症状が徐々に現れます。さらには心身の機能低下までつながる負の連鎖となってしまいます。オーラルフレイルが進むとフレイルの状態に陥りやすくなり、要介護のリスクが高まってしまいます。
オーラルフレイルの予防のためにできることを3つご紹介します。

ふたつ目は、かかりつけの歯科医院をもつことです。歯周病やむし歯で歯を失った際は適切な処置を受け、定期的に歯やお口の健康状態をかかりつけの歯科医院で継続して診てもらうことが重要です。
みっつ目は、お口のささいな衰えに気を付けることです。
年齢や老化のせいだと、ささいな衰えを自分から切り離さずに、少しでもお口の中で変わったことがあればかかりつけの歯科医院で相談してくださいね。
よっつ目は、バランスのとれた食事をすることです。
以前より噛むことが億劫であったり時間がかかってしまったり、そういった変化から柔らかい食べ物を好むようになると、より噛む機能が低下して負の連鎖となってしまいます。バランスよく食事をとることを心掛けてくださいね。

高齢者が気をつけるべきオーラルフレイルとは?【健康寿命】

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