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①無歯顎の場合に行う「オールオンフォー（All-on-4）」

４本のインプラントですべての歯を支える治療法

すべての歯を失った（＝無歯顎）けれど、一般的な総入れ歯よりも、よく噛めるインプラントを選びたい。しかし、たくさんのインプラントを埋め入れるのは、治療費や身体への負担が気になる。そんなな方に最適な治療法が、わずか４本（６本の場合もあり、これをオールオンシックスと呼びます）のインプラントですべての歯を支える「オールオンフォー」です。

これはあごの骨に４本（上下合わせると８本）という最小限の数のインプラントで日常生活に必要な本数の固定式の人工歯をしっかり支えるという、画期的な治療法です。

身体への負担が少なく治療期間も短い

オールオンフォーは、使用するインプラントの数が少ないため、治療費が抑えられ、身体への負担も少ないのが大きなメリットです。上顎洞やあごの中を通る神経を避ける高度な技術を要し、対応できる歯科医院は限られますが、骨の量が多く残っている箇所に埋め入れますので、骨を増やす前処置が必要ないことも多く、短い期間で噛む喜びを実現できます。

また手術当日に固定式の仮歯を入れることが可能で、人工歯はしっかり固定できるので総入れ歯のように外れる心配がなく、食事の温度や味を楽しめるなど利点が多いのも特長です。

ただし、オールオンフォーは無歯顎の方向けの治療で、残っている歯がある方が希望されるときは、抜歯が必要になりますが興味のある方は選択肢の一つとして、まずは担当医に相談してみるとよいでしょう。